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バイオエナジー医学とは
細胞レベルからの美と健康、根本的な治療、セルケアを中心とした医療モデル。それがバイオエナジー医学です。
健康とは
バイオエナジー医学にとって健康とは、「心が成長し続け、細胞ひとつひとつの調和がとれていること」と定義しています。
心の成長により、自分の身体はもちろん、家族、地域、地球まで含んだ健康(グローバルヘルス)へと成長・拡大していきます。
生命科学 × 東洋医学
バイオエナジー医学は、「最先端科学と医学、東洋医学を融合した、生活習慣病や慢性病の治療法」であり「細胞の機能を高め、若返りを実現する美と予防の医学」です。
根本的な解決を目指して
クリントン元大統領の主治医であったディーン・オーニッシュの研究では、前立腺がん患者に3カ月間、運動、瞑想、健康食を実践させたところ、501項目のがんに関連する遺伝子の発現が改善しました。がんも生活習慣病のひとつであり、生活習慣次第で予防も改善もできるということがわかってきました。
生活習慣の改善により遺伝子の発現が変わるということは、遺伝子のどのスイッチをオンにしてオフにするかを、私たちが選ぶ事が出来るということを意味します。
生活習慣の改善によって、がんの予防だけでなく、若返りや妊活の分野、脳の活性化、仕事のパフォーマンス向上など能力開発の分野でも効果をだすことがわかってきています。これらは、保険診療の枠をこえる分野ですが、少子化・高齢化を迎えている日本においては、重要な課題になってきています。
また、不眠症、腰痛、頭痛、冷え症、便秘、生理痛、過敏性腸症候群、機能性ディスペプシア、花粉症や食物アレルギー、アトピー、うつ気分、ぜんそく、蕁麻疹、高血圧、肥満、糖尿病などは、多くの人が悩む生活習慣病です。このような慢性不調・・・学校へ行けないほどではないけれど、仕事を休まなくてはならないというほどではないけれど、仕事や勉強の能率を著しく下げてしまうような不調が蔓延していることは、社会が抱える重大な問題です。
不調の原因を読み解く
このような慢性病は、症状が出た時が病気の始まりではなく、何年も年十年も前から原因となる種がまかれ、芽の成長が始まっていることが大半です。
発症のメカニズムが複雑であり、明らかな原因の特定が難しく、医者から処方された薬を飲み続けてもなかなか治りません。その結果ドクターショッピング(多数の病院、さまざまな科、主治医を転々と変えること)をし、時間もお金も使うことになります。しかし、「対症療法」でなく、その症状が出ている原因に目を向けて診断すると、しばしばバランスの偏った生活習慣を持っていたり、病気を呼ぶような生活環境にいることがわかります。
呼吸の仕方、歩き方、姿勢、食べ方、セルフトーク(心の中の独り言)、休日の時間の使い方、身の回りの環境、ストレスへの対応法など、毎日の「無意識」に行なっている「当たり前」の積み重ねが「原因」となり、細胞のエネルギー低下を引き起こし、「結果」として細胞の機能が低下(老化)し、様々な不調を引き起こすのです。
解決へ向けてのアプローチ
私たちの行動の95%は無意識の癖・習慣によってコントロールされているとも言われています。解決に向けてのアプローチは、不調の原因となっている無意識の行動を「意識化」することからはじまります。
そのうえで、「原因」となる行動が複雑・長期的な場合においては、特定の治療法に終始するのではなく、一人一人の個性に合った形で、細胞レベルからエネルギーを高める新しい習慣を「意識的」に追加することが必要です。
つまりバイオエナジーとは、生活習慣病や慢性不調はもちろん、細胞の老化や機能低下に対し、できるだけ治療薬に頼ることなく、「原因」に着目して予防と根本治療を目指す、個人差を考慮した医学と言えます。
バイオエナジー医学の5つの基本の考え方
バイオエナジー医学の基本の考え方は、次の5点です。
1.「不調や老化はこれまで無意識に積み重ねた生活の結果であり、根本的な解決のためには意識的な新たな選択が必要である」
2.「自分にとって有用なもの(エネルギーを高めるもの)を増やし、必要ないもの(エネルギーの消耗になるもの)を減らす」
3.「最良の名医は自分の中にいて、最高最善の答えは身体が既に知っている」
4. 「自分の細胞だけでなく、地球全体にも思いやりをもち、サステナビリティ(持続性・循環性・全体性)を大切にする」
5.「特定の医療を推し進めるものではなく、常に科学の発展や時代にあわせ、柔軟に進化し続ける」
バイオエナジー医学の8要素 ~細胞レベルからの美と健康のために~
バイオエナジー医学の8要素
①セルフコミュニケーション(気づきとケア)
②デトックスと見極め
③運動と活動
④栄養と軽い食
⑤休養と睡眠
⑥呼吸とストレスケア
⑦関係性と社会的つながり
⑧環境とサポート
①セルフコミュニケーション(気づきとケア)
セルコミュニケーションとは、自分との対話であり、バイオエナジー医学の8要素の中心をなすものです。
医学の父といわれる、古代ギリシアのヒポクラテスは「人は身体のなかに100人の名医をもつ」という言葉を残しています。セルフコミュニケーションのスキルを高めることで、自分の中にある最高の医者の力をフルに目覚めさせることが出来ます。大切なことは草花に水やりをするように、自分の身体に思いやりをもって、身体の声を聴き日常的にケアすることです。
例えば、次のようなスキルがあります。
- 折に触れて自分の身体の声、心の声を聴くこと。
- 自分自身にかける言葉(セルフトーク)を変えること。
- 意識して呼吸をすること。
- 自分自身の自然体・中心軸を思い出すこと。
- 歩き方、姿勢などの日常の動作を改善すること。
- 心身のエネルギー状態をセルフチェックし、随時メンテナンスすること。
また、次のような自問自答によって、多面的に内面の声を聴き、その声に基づいて行動をとるスキルも含みます。
- 不調のもつメッセージは何を伝えるために生じているのか?
- より健康になることで、どんな可能性がひらかれるのか?
- どのような選択が自分にとって「心地よく」「バランス」がとれているのか?
- 「喜び」「幸せ」で満たされて行動するにはどうしたらよいのか?
- 自分自身の本当の情熱や願望は何か?
バイオエナジー医学の他の7要素は、これらのセルフトークスキルを高めることにより、個人差を考慮しながら、効果的に取り入れられるようになります。
②デトックスと見極め
定期的なデトックスを行うことは、内臓や自律神経、内分泌系の機能向上につながります。また、デトックスが進むほどにセルフコミュニケーションがとりやすくなります。例えば、断食などにより腸内環境が調うことにより、味覚や満腹感が正常化することで、身体により良いものを「見極め」選択できるようになります。また、食べ物だけでなく、五感も敏感になるため、衣類や化粧品など、身体に合わないもの、肌に合わないものが敏感に理解できるようになります。
ここでは、デトックスを次のような5つの要素に整理します。
1.血液のデトックス・・・血液のアルカリ化、水・リンパ循環のデトックス。意識して水をとること。水は脳機能にも重要。
2.腸のデトックス・・・断食などにより、腸内環境、腸内フローラを改善する。口腔ケアも細菌バランスと密接な関係がある。
3.内臓のデトックス・・・アルコールなどの習慣の改善や粗食、ハーブや漢方による、肝臓、腎臓、肺のデトックス。
4.細胞のデトックス・・・生活用品や食事の見直しによる、炎症、酸化、糖化などのデトックス。金属、化学物質のデトックス。
5.環境のデトックス・・・電磁波やブルーライトなどのデジタルデトックス。ネガティヴ情報のデトックス。掃除によるカビやホコリなどのデトックス。
③運動と身体活動
運動とは、身体機能の向上を目的に意識して行うものを指します。運動は心肺機能やだけでなく、自律神経系や内分泌系、免疫系、脳機能改善など複数の重要な働きをもちます。
身体活動は、日常生活や仕事、趣味、社会活動における軽負荷な動きを指します。例えば、歩行や家事、ダンスや歌、レジャーなどの軽負荷の動きも運動と同様に重要な働きをもちます。
ここでは、運動と活動による効果を次の4つの働きに分けて整理します。
1.脳幹・自律神経の機能向上・・・脳幹・自律神経は、体温、代謝、内臓の動き、免疫など生命活動に直結した重要な働きをもつ。運動によって、健全な脳内麻薬である内因性カンナビノイドが分泌され、脳・神経系の働きが向上する。また神経系の機能向上には、首と肩甲骨、背骨の柔軟性を高めることがポイント。ヨーガや気功、太極拳、ストレッチなどが効果的。また、猫背改善や噛みしめ改善など、日常動作の改善も重要。
2.内分泌系(ホルモン)の機能向上・・・日光浴やウォーキングは多くの内分泌の機能向上につながる。また、近年メディアでも、幸せホルモンとして紹介されることが増えたセロトニンは、心と身体を安定させ、幸せを感じやすくさせる働きをもつ。セロトニンが増加することで、活動的になり、睡眠の質、胃腸の働きも改善や若返りの作用をもつ。セロトニン増やすには「リズム運動」(歩行・呼吸・よく噛むなどの日常的な動作も含む)を毎日5分~30分行うことが有効である。
3. 筋肉・筋膜・血管系の機能向上・・・筋肉の柔軟性は血管系の柔軟性とも関連する。ダンスやインターバル速歩、水泳、ジョギングなどの軽い有酸素運動は柔軟性とともに、骨や心肺機能を高める。また、発汗自体にもストレスのデトックス効果もある。筋肉トレーニングは、身体機能向上にとどまらず、細胞のエネルギーを生産するミトコンドリアが増えることで、若返りの効果もある。また近年、筋肉を動かすことで分泌されるミオカインに、抗ストレス、抗炎症、抗がん作用があることが解ってきている。
4. コミュニケーション力の向上・・・運動や活動を通して、楽しさ、情熱や爽快感、自己成長などの感情が育まれる。また、思いやりや喜び、感謝、つながりや絆などの感情は、「オキシトシン」を増加させ、自分の身体はもちろん、他者や自然とのコミュニケーションを良好なものにし、人間を遺伝子レベルで向上させる。
特定の方法というよりも、どの運動や活動にも、全ての要素が関係するため、その時々に応じて、楽しく取り組めるものを柔軟に行うことが重要。
④栄養と軽い食
栄養バランスの現在の傾向として、カロリーオーバーなのに栄養が足りません。それは食の欧米化や不規則な生活、精神的ストレス、野菜・果物の摂取不足などが原因と言われています。毎日のバランスの良い食事に加え、食事の質を考えることが大切です。例えば、加工品、精製糖や小麦などの白い穀物、肉やトランス脂肪酸のとりすぎを控えることで、腸内環境が改善し栄養の吸収力も向上します。また、過剰な量の食事やアルコールやカフェインなどの嗜好品は、消化吸収のための労力が大きくなり、かえって栄養やエネルギーを消耗してしまう逆効果にもなります。また、体質によって、乳製品や肉の分解、グルテン、生野菜は不得手な傾向にあるなど、個人差もあります。そのため、個々人の体質にあわせて、量よりも質を高める発想が有効です。
また、空腹感があるくらいのカロリー制限によって長寿遺伝とも呼ばれるサーチュイン遺伝子が活性化し、全身の若返りが期待できます。
ここでは、食事のとり方に加え、栄養を5つの要素にまとめて整理します。
(5大栄養素:糖質・脂質・タンパク質・ビタミン・ミネラルに、食物繊維・フィトケミカルを加えた7大栄養素を5つにまとめて整理)
①食事のとり方・・・空腹を楽しめるくらいの腹8分、よく噛んで味わって食べる。水をこまめにとる。
※ 煮るや蒸すなどの調理法は栄養を取りやすい。
②栄養の要素
※ 季節のもの、土地のもの、オーガニックなものは栄養価が高い
※ 腸内フローラによいとされる発酵食品は相性があるので、身体に合ったものを選ぶ。
1. 良質のたんぱく質と糖質・・・玄米、古代小麦、オーツなどの穀物など
2. 良質の食物繊維とファイトケミカル・・・季節の野菜、果物、豆類、芋類、海藻、スーパーフードなど
3. 良質のビタミンやミネラル、微量元素・・・季節の野菜、果物、海藻、サプリメントなど
4. 良質の脂質・・・オリーブオイル(EVO)、ココナッツオイル、亜麻仁油など
5. 発酵食・プロプレバイオティクス・・・有用菌、菌の餌となる食物繊維など
食べる順序や組み合わせなど、自分にあったものを選び、喜びと感謝をもって、身体の声を聴きながら食べることが胃腸の働きにもよい。
定期的に血液検査(原則保険外)などで、客観的にチェックすることも重要です。
⑤休養と睡眠
休養と睡眠は身体と心の状態をリセットして、機能を回復、保つため重要なものです。近年、IT技術の発展とともに情報量がかつてないほど増加しています。そのなかで、脳の処理がオーバーワークになり、脳疲労という状態による心身の機能低下が増えています。 脳疲労になると、自律神経のバランスが乱れ、脳や身体の緊張を緩めることが困難になり、たとえ休養や睡眠の時間をとったしても、その質自体が低下してしまい、さらなる疲労を蓄積してしまう悪循環に入ってしまいます。
これに対処するには 、疲れたら休むのではなく、意識的に計画的に休養と睡眠の時間を取ることが必要になります。
特に重要なポイントは次の3点です、①日中の時間、仕事や家事や趣味の時間に、30分から60分毎に3分から5分の脳をクールダウンする時間をとること。②睡眠前の時間の30分~60分は、ディスプレイなどを控えて眼と脳を休める時間をとること。③起床後の30分は携帯電話などを控えて、朝日を浴びる、深呼吸をする、リズム運動をするなどで心身のバランスを調えること。これに加えて、自然を味わう時間、散歩、入浴、瞑想など、眼や脳を使わず「ただリラックス」して流れに委ねる静かな時間をとることも大切です。
ここでは、休養と睡眠を、積極的休養と消極的休養の2項目に整理します。
1.積極的休養・・・日光浴、入浴、ストレッチ、ウオーキング、旅行やレジャー、森林浴
2. 消極的休養・・・睡眠、昼寝、睡眠サプリメント(CBDなど)、音楽鑑賞、アロマテラピー、読書(眼を疲労させない注意が必要)
休養は、大きく運動やレジャーなど含む積極的な休養と、睡眠や音楽鑑賞などの消極的な休養に分けられます。積極的な休養と消極的な休養はバランスが大切です。その時々にあったものを選びましょう。
⑥呼吸とストレスケア
意識した呼吸は、身体のストレスの緩和だけでなく、心のストレスケアにおいて中心的な役割を担います。呼吸の特筆すべき特徴は、心のストレスの軽減だけでなく、根本的な解決として「ストレスを力に変える」働きも担うことです。
統計的に、私たちの行動や選択、ストレスへの反応のほとんどは心のクセ(パターン化された無意識の反応)によって行われており、その多くは有用ではないことがわかっています。(例えばディスプレイによる脳疲労を起こす原因にアドレナリンがありますが、そのアドレナリンの働きである、戦い・逃避・固まるというサバイバル反応は猛獣相手には有効でも、IT機器相手には有効ではありません)このような有効ではない心のクセを変える最高の道具が呼吸なのです。
心の構造をみていくと、感情レベル、思考レベル、意識レベルの3つが相互に関連して働いています。この働きと連携が上手くいかないことで、ストレスが蓄積してしまいます。例えば次のような状況、「(思考では)わかっていても(感情で)やめられない」「反射的に感情に振り回されてしまう」「過去の体験を悔んだり、未来に不安をもってしまう」なども、これら感情・思考・意識の働きが不調和によります。 意識した呼吸を通して、感情・思考・意識の3つのレベルに振り回されるのではなく、意識的に自分に有用なものにデザインすることが出来るようになります。心を変えることでストレスの意味づけが変わります。つまり、ストレスそのものを変えることが出来なくても、自分がどう捉え・対応するかによって、心身の機能低下の原因にもなれば、逆に、力に変えることで若返りや長寿の味方にもなるのです。環境に振り回されず、毎日を快適に喜びと感謝の中に留まることは、根本的な健康をてにする中心的な鍵になります。
ストレスケアはストレスが発生してから対処するのではなく、毎日の積み重ねと事前の準備が効果的です。
ストレス対処はケアに加えて、一般的なストレスの原因となる、「人間関係」や「経済」「健康」に関する知識や技術を身に着けることも有効です。
心のケア・・・呼吸法、瞑想、マインドフルネス、セルフコーチング、自己宣言(アファメーション・マントラ)、動物との触れ合い、グリーンエクササイズ
知識や技術・・・ストレス対処法、コミュニケーション技術、経済の知識と技術、心理学、脳科学、哲学、スピリチュアル
⑦関係性と社会的つながり
私たちにとって関係性や社会的なつながりは大変重要です。人間は家族や共同体、ひいては地球と良好な関係性をもつこと、そして、自分だけではなく他者のために行動することによって、幸福かつ健康でいられるように遺伝子レベルで特徴づけられています。
例えば、次のような2つの人間の特徴があります。
①私たちは他者との触れあいにより、「愛情ホルモン」といわれる、オキシトシンを増加させ幸福感を高めます。
②目の前の相手が感じている感情や感覚(例えば幸福や喜び)を、自分のことのように感じます。 これは、近年、分かってきたミラーニューロンと呼ばれる神経活動によるものです。 例えば、家族の幸せを鏡写しのように、自分の幸せと同じように感じるのです。
関係性や社会的なつながりを良好に保つための秘訣は、2000年以上前から変わりありません。時代や文化、宗教をこえて、関係性や社会的なつながりにおいて、私たちが常に大切にしてきた共通した価値観があります。それは、慈愛の重要性です。 仏教の言葉に「和顔愛語」というものがあります。和顔は柔らかな顔、愛語は思いやりのある言葉。つまり、相手の話をよく聴くいて、愛をもって受け止め、いつも笑顔で愛情深い言葉で応じるという精神です。 感情や思いは伝染・共鳴します。この日常的な習慣によって、愛情と幸せの連鎖が起こります。そうすると、何倍にもなって自分に戻ってくるのです。 遥か昔から、このような智慧が世界中に共通してあることからも、関係性や社会的なつながりの重要さを伺い知ることが出来ます。
さらに、現代のIT化において、世界全体へのつながり、未来の社会へのつながり、地球へのつながりが加速しています。その中で、SDGs、エコロジー、エシカル、サスティナブルを意識した生き方そのものが、重要になってきています。
次に関係性と社会的なつながりの重要な要素をあげます。
・傾聴、愛のある言葉、オープンな会話
・パートナーとの親密な時間
・家族、友人、コミュニティとの喜びのある関りあい
・地球とのつながり(エコ・エシカル・サスティナブル)
・生きがい、社会貢献
⑧環境とケアサポート
人間は、環境の影響を受ける特徴があります。 胎児の時から、母親の心音を中心に周囲の音を波として聴き、その音により胎児の細胞の働きに変化がみられます。
私たちは大人になってからも、身を置いた環境(目にした光景・耳にした言葉や音・触れた感覚・対面した感情)により、身体は細胞レベルから大きな影響を受けます。
このように大きな影響を受ける原因は、環境からの情報を無意識的に吸収してしまうことです。無意識で吸収された時に起こる問題は、テレビの中の怖いシーンやたまたま見た光景や映画のシーンまでもが、知らず知らずのうちに、それらの情報が蓄積される点です。無意識は観たものと現実の区別がつきません。 テレビやインターネット、コマーシャルなどのメディアからの情報は想像以上に、私たちの心身に大きな影響を与えます。そのため、意識して自分の心身にポジティブな影響を与える環境に身を置くことが大切です。
例えば、次のようなものがあります。
・心を豊かにする音楽、芸術
・観葉植物
・部屋の整理整頓
・清潔な衣食住など
そしてまた、環境と同様に、心身のケアのサポートを受けることが重要です。 自分の心身の状態は、自覚し難いことが多々あります。例えば、栄養状態は不調を自覚した段階でかなり欠乏が進んでいます。また、肩こりや噛みしめ、筋緊張の状態は自覚できないことが多々あり、他者から言われるまで気づかないこともしばしばです。
また、心身のケアのサポートを受けるにあたり。様々な専門家の意見を参考にしながら、主体的に情報収集をしていくことが重要です。なぜなら、健康にまつわる常識は、時代とともに目まぐるしく変化していきます。そのため、意識的にアップデートしない限り古い情報のまま取り残させることになります。 特に、補完医療の分野では、世界に目を向けると日本の常識とは全く違く光景も見えてきます。もちろん、信頼できる医療者から助言を受け、必要に応じて血液検査などのモニタリングで客観的に確認することも重要です。
ケアサポートとして、次のようなものがあります。
・鍼灸、アユルヴェーダ、カイロプラクティック、オステオパシー
・酸素カプセル、水素・オゾン療法、腸内洗浄
・ヒーリング、アロマテラピー、フラワーエッセンス、ホメオパシー、波動医学
・栄養点滴、ペプチド、バイオフィードバック(心拍変動、筋緊張モニタリングなど)
・統合医療、自然療法、機能性医学
効果的に行うポイント
大切なことは、どの要素も「ノルマ」としてではなく、自分への「プレゼント」として、喜びから行うことがポイントです。ノルマと思うと、脳の苦痛系が使われ、アドレナリン反応(戦う・逃げる・固まる)が起こりエネルギーが消耗されてしまいます。そのため、無理や頑張りでは、瞬発的な力で行動が出来たとしても、継続や習慣化は困難になります。
バイオエナジー医学の8要素(①セルフコミュニケーション ②デトックスと見極め ③運動と活動 ④栄養と軽い食 ⑤休養と睡眠 ⑥呼吸とストレスケア ⑦関係性と社会的つながり ⑧環境とサポート)は相互に密接につながっており、オーバーラップしている部分も多いため、今現在取り組みやすい要素や項目から習慣化していくこともポイントです。
自分の身体の声、心の声を聴いて、また、専門家の意見を参考にして、無理せず、柔軟に、喜びをもって習慣化していきましょう。
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